イルカやクジラと泳ごう!INTO THE BLUE > スペシャルトリップ > スペシャルトリップブログ > トンガ ホエールスイム
Kingdom of Tonga Whale Swim
トンガホエールスイムweek6、初日。コンディションが良いので、ババウから40km離れたトク島へ出かけた。
小型ボートが故障のため、使えなかったので、ゲスト10人全員がプロティウスに乗船。ある意味、全員がトクに行けてラッキーだった。
トクまでは約1時間30分。自分は今回が8年間で4回目のトク島。行けば必ず何かある。8年前初めてババウに来たときは、沢山クジラがいて、「クジラを選ぶ」という感じだったけど、今は「クジラを探す」って感じ。でも、このトクでは、やはりボートがまったく来ないせいか、あちこちでブローが上がり、今でも「クジラを選ぶ」っ感じだ。
しかし、コンディションが良くないと来れない。しかも小さいボートでは無理で、普段6人乗りで利用しているプロティウスで、条件のそろった時でないと来れないので、なかなか来れる機会は少ない。
今回も、平な島に着くなり、あちこちでブローが上がる。なるべく島に近い浅い場所にいる親子を選んでエントリー。最初の親子とエスコートと一度泳いだ後、母親も、子供も胸びれが両サイド白い個体を発見。そんな親子は過去に見たことが無かったので、そちらと泳ぐことにした。
傷だらけのエスコートが付いていて、止まることは無かったのだけど、深く潜っても、その白い胸びれが目印になって追跡しやすい。
追跡して、浮上してくるところで、何度も撮影を試みた。
到着してすぐに発見してから、12時過ぎまでこの親子と泳ぎ続けた後は、大人のクジラ3頭が一緒に泳いでいるグループと泳ぐ。その一頭が、いつもここに来るとボートに寄って来る、フレンドリーなPOKA DOT と名付けられたオスのクジラで、目の前で何度もテールをバシャバシャやって、僕らに海水を浴びせかけたりしてくれた。
3頭は常に一緒なのだけど、ときに、5頭になったり、7頭になったりしながら、2時にここから引き上げるまで、泳ぎ続けた。
結局4時間以上、クジラと一緒に泳ぎっぱなし。そんなに止まり続けというわけでは無かったので、結構泳ぎ疲れて皆クタクタだった。
翌日は風が上がり、ババウ周辺でクジラを探す。ブローを何度も発見したけど、ほとんどシングルであまり泳げる感じではなかった。しかし、水深最後に15mくらいで止まって歌っているシンガーに遭遇。10人全員がシンガーの歌を聞き、その姿も見ることができた。
トンガ3週目、4週目で様々なトラブルが続き、ブログの更新をする気になれなかった。しかし、クジラとは毎日水中で遭遇していた。
5週目は日本からのゲストは、初めてトンガに来た男性2名。クジラへのアプローチが遠慮がちな二人だったので、クジラにもストレスを与えず、親子が逃げずに止まってくれたりしていた。
ペアのダブルブリーチングや、ヒートラン、シンガーに親子と、見れるものは全て見れた。それに、先週までのコンディションが嘘のように回復して、毎日ほとんどべた凪状態で、しかも快晴。
小型のボートでも、どこまでも遠出できるくらいに海が穏やかだった。ただ、一つだけ、透明度がいまいちで、満月のサンゴの産卵もあったからか、穏やかな水面には、サンゴのプラヌラらしき、沈殿物が堆積している場所も多かった。
16日の木曜日までで、ID確認がでみているクジラの親子の個体数は、38個体。
数日前の事が、もう大分過去の事のように記憶から薄れている。毎日書かないと、前日のクジラの様子さえ曖昧になる。だけど、今週は色々あって、疲れてしまって何かを書く気にもならなかった。
だから、11日目から、15日目までをまとめて記載しておくことにする。
まず2週目の6日目(11日目)8月29日、月曜日。この日のweek2の日本人ゲストは、帰国の途に着いた。トニーとエミさんがビザの更新もあって、送迎を担当。僕はノンジャパニーズチームのプロティウスで海に出た。やはりまだ風が強くて苦戦したけど、親子2組に水中で遭遇。
あまり止まってはくれなかった。満足行くクジラを見せてあげれなかった事が心残り。
そして、3週目、1日目(12日目)。week3の日本人チーム、初日。week2のノンジャパニーズチーム最終日。なかなかクジラが見つからない。この日、合計12日間で、クジラと遭遇できない日、2日目となった。ノンジャパニーズチームも最終日だったのに、クジラと会えなかった。
2日目(13日目)。急にクジラの個体数が増える。風も収まったせいもあるのかもしれないけど、至ところでブローが上がり、ヒートラン、親子が続々と見つかっているという情報が入る。自分たちも、浅瀬でくつろいでいるメスのシングルにアプローチ。何度か一緒に泳いだ。
外洋で、潜ったクジラをチェックしに海に入ったときに、目の前にバショウカジキが姿を見せた。最近見慣れているのもあるのだけど、冷静に撮影をすることができた。背びれを開こうとちょっと脅かしてみたのだけど、そのバショウカジキは驚いて、ジャンプしてそのまま泳ぎ去ってしまった。
その後、ヒートランにアプローチしたりしたが、海中には入れず。
その後、多くのボートが泳いだ親子とエスコートにアプローチ。この日、日本人チーム、2隻両方とも水中でクジラと遭遇することができた。これも新しい個体。22個体目。
3日目(14日目)。風はさらに収まる。西のリーフに向かう。2個体の親子に遭遇。しかし、止まらないし、透明度が悪く、海に入っても撮影は困難だった。近くで別のボートが着いていたペアが突然にダブルブリーチングをした。たまたま親子のID撮影用に、陸撮影用のカメラを持っていた僕の目の前でブリーチングしたので、運良く撮影することができた。写真は5カット連続のうちの最後から2カット目。
その後外洋でまた親子に遭遇。最初は深いエリアで潜っても深く潜ってしまったのだけど、急にエスコートが着いて相当に浅いエリアを移動し始めたので、潜って撮影することができた。
風は多少収まったようだ。しかし、それでもベストコンディションではない。多くの船が今まで風が強くて捜索できなかった西のリーフエリアでクジラを探していた。東の外洋は、ここ数日ほとんどクジラが見つかっていないからだ。
それでも、自分は東の外洋にこだわった。ただ、見せるだけなら、おそらく西のリーフに行った方が、クジラのいる確率が高いだろう。だけど、この風ではリーフの透明度は最悪なはずだ。
今日、2週目の最終日、リピーターの二人には、妥協した感じでクジラを見せたくは無かった。だから、賭けに出た。無線では西のリーフで何頭かクジラが見つかっていると報告を得ていたけど、とにかく外洋の透明度の高いエリアでクジラを探し続けるつもりで海に出た。
最初に、フンガ島の外洋でペアに遭遇。しかし、なかなか近寄らせてくれない。しばらくそれに着いていたが、諦めて、他のブローを確認しに行く。しかし、見つからない。
こちらにも船影は見えるが、ほとんどがフィッシングボートだった。僕らはとにかく許す限り、外洋に居続けた。
一隻のボート(トンガタンゴ)が島の側で急にスピードを上げた。きっと何か見つけたのだ。遠目に確認していると、小さくブローが見える。親子かもしれない。それに、着いてからずっと同じ場所を動かない。
僕らは様子を見ることにした。最初のペアに時間を取られていなければ、この親子に行き着いていたはずだった。後は、いつ、このボートが僕らにクジラを譲ってくれるかだった。
それは思っていた以上に時間がかからなかった。きっと向うのゲストは、少し見れただけで満足したのだろう。スキッパーのカレンが大きく手を振って、「行っていいわよ!」と合図をくれた。どうやら、無線が使えないらしい。
エントリーしてみると、ペアの1頭がテールを上にして、水面に垂直に、もう1頭の小さい、白い方が水平に海中で休んでいた。水深が浅いのでボトムが見える。これなら、浮上する前にも留まっているところを撮影できる。

一度浮上する。僕らを確認しても慌てるでも無く、ゆっくりと移動して、また浅い場所に潜って留まる。それを何度も繰り返した。僕は、トニーたちの乗船するプロティウスに無線で連絡を取るように、スキッパーのイッカに伝えた。
その間も僕らはほとんど海の中に入っていた。
大きい方がメスで小さい若いクジラがオスだった。はっきりと断言はできないけど、このサイズの違いや、行動の仕方から、ペアと言うよりは、昨年生まれた子供を連れた母親という感じだった。常にメスの方が小さいオスをカバーするように浮上してくる。こんなに浅い深度で留まろうとするのも、子供のためにしているように感じた。
きっと数日後には、親離れしなければいけないのだろう。つかの間の母子水入らずの時間を邪魔してしまったのかもしれない。
西のリーフでは親子も見つかっていたが、2m前にいるクジラさえ、水中でははっきり見えなかったそうだ。
ホエールスイム8日目、この日も2人乗りのフルークで海に出る。しかし、風は昨日よりも強く吹き、当然波も高かった。捜索エリアは限られ、ほとんどのボートが同じ場所を行ったり来たりしていた。
他のボートの無線でも、まともにクジラには遭遇していなかった。
結局この日はほとんどのボートが捜索を早めに切り上げて、帰路に着いた。僕らも、後半波がおさまり、クジラが戻ってくる事を期待して、この日は早めに帰路に着いた。
翌9日目、僕はノンジャパニーズグループのプロティウスに乗船した。昨年も参加してくれていたゲストが4人、新しいゲストが2人。すでに3年連続で来てくれている人もいたので、その点では気が楽ではあったのだけど、今週はプロティウスの方が、あまり良いクジラに会えていなかった。
海は、昨日より多少は落ち着いているものの、やはり波は高かった。
何とか止まっているクジラを見せてあげたいと思ったけど、最初にチャネル南側で見つけたペアはまったく止まらない。何度か入水してチラ見した程度だった。
その後シングルがブリーチングしているのに接近するが、荒れた海域だったので、追跡はあきらめて、フンガ島の外洋へ移動する。そこでペアを発見。下で留まっているようだったので、何度かチェックしてみるが深く潜ってしまっているようで、見つからない。16分周期で浮上してくるので、何とか浅いエリアに移動すれば、下に留まっているのが確認できると思って何度か追跡していて、やっと浅い場所で留まったので、上から見れる深度で4人は見ることができた。浮上もゆっくりだったので皆それなりに撮影もできたようだった。
それでも、やっぱり厳しい。もう2人にも、見せてあげたいと思ったけど、後はまた深いエリアに移動してしまい,探すことは困難だった。そのまま荒れたエリアに移動して行くので、追跡を諦めて、ノースベイへ移動。シングルを1頭発見するも、潜ったまま浮上して来ず、時間になったので、帰路に着いた。
今週は風が強くて、本当に厳しい。。。
- のんちゃん 10着~!そんなにあったら楽しくて仕方ないです...
- 越智@新浦安 え、息子たちの合わせて、10着だけど。でも2万...
- のんちゃん 最高~!ステキです。 大人買いって何枚買ったん...
- 匿名 お疲れさまでした。 努力と才能、そして 「良い...
- ochi@Mujeres Thank you Lee. I will c...
- 2012年1月 (22)
- 2011年12月 (2)
- 2011年9月 (3)
- 2011年8月 (11)
- 2011年7月 (2)
- 2011年6月 (5)
- 2011年4月 (3)
- 2011年3月 (3)
- 2011年2月 (4)
- 2011年1月 (13)
- 2010年12月 (1)
- 2010年11月 (1)
- 2010年10月 (6)
- 2010年9月 (15)
- 2010年8月 (19)
- 2010年7月 (4)
- 2010年6月 (5)
- 2010年5月 (1)
- 2010年2月 (10)
- 2010年1月 (6)
- 2009年11月 (1)
- 2009年9月 (12)
- 2009年8月 (18)
- 2009年7月 (4)
- 2009年6月 (3)
- 2009年2月 (1)
- 2008年11月 (1)
- 2008年9月 (9)
- 2008年8月 (19)
- 2008年7月 (4)
- 2008年6月 (6)
- 2008年5月 (1)
- 2007年9月 (2)
- 2007年8月 (23)
- 2007年7月 (17)
- 2007年6月 (8)
- 2007年5月 (2)
- 2007年4月 (4)
- 2006年8月 (10)
- 2006年7月 (4)
- 2006年6月 (3)
- 2006年2月 (2)
- 2006年1月 (6)
- 2005年8月 (2)
- 2005年1月 (1)
- 2004年8月 (6)
- 2004年5月 (1)
- 2003年6月 (18)
- 2003年5月 (2)
- 2001年6月 (3)
2011年4月に二見書房より出版して頂いた、写真集「Whales ! クジラ!大写真集」と8月に青菁社より出版して頂いた、「海からの手紙ー Message from the Sea」、発売中です。今現在は、今年3冊目になる予定の写真集作成に取りかかっています。 でも、忙しいから、来年になってしまうかも。。。
スペシャルトリップに参加いただいたゲストの皆様からご感想をいただきました。
>>参加者の声
INTO THE BLUE では、写真家・越智隆治 が、バハマ、トンガ、フロリダ、マーシャル 、 タイ、フィリピン、南アフリカなどなど、取 材で訪れた各国での体験談や変り種情 報などを、写真や動画と一緒にブログ形 式でつづっています。
世界中の海を自然環境をテーマに取材を続ける水中写真家。イルカと人の関係に興味を持ち、国内外の多くの海でイルカの撮影を行っている。
>>越智隆治プロフィール
世界中のダイビングディスティネーションをめぐり、取材した海の魅力などをメインに、紹介しているフリーのPDFマガジンです。是非ご覧ください。 http://www.web-lue.com/










